京都検定

過去問|2級 第6回京都・観光文化検定試験(2009年)|建築・庭園・美術(3/10 page)

当サイトでは、1級の記述式を意識して作成しています。そのため、選択肢は表示していません。

3. 建築・庭園・美術に関する記述について、最も適当なものを(ア)~(エ)から選びなさい。

(21) 賀茂別雷神社や賀茂御祖神社の本殿(国宝)は、切妻造(きりづまづくり)の屋根の一方がなだらかに伸びる(   )という建築様式をとる。



流造(ながれづくり)

春日造 切妻造、妻入りで、正面に向拝(こうはい)と呼ぶ庇(ひさし)を持つ構造を基本とする。 福王子神社(本殿)、吉田神社(本宮)、平野神社(本殿)平野神社は春日造を横に並べて相の間で連結したもの(比翼春日造/平野造とも呼ばれる)
流造 切妻造、平入りで、前方に流れる屋根が長く曲線を描いて向拝をなす構造を基本とする。 宇治上神社(本殿)は平安時代後期の作で、神社建築としては最古例。上賀茂神社(本殿)、下鴨神社(本殿)もこの形式
八幡造 切妻造、平入りで、前殿と香典を並べて石の間で連結させた構造を基本とする。 石清水八幡宮(本殿)
権現造 寄棟、平入りで、本殿と拝殿の間に石の間を置き、それぞれの広さの違いから複雑な屋根の構造を持つ。 北野天満宮(本殿)
祇園造 母屋(もや)の四方に庇を巡らせ、前面に礼堂を設け、これらを一つの屋根で覆う。さらに母屋の前には向拝を付け、他の三面には孫庇をつける。 八坂神社
両流造 松尾大社

(22) 平安時代の漆工芸品として貴重な「宝相華迦陵頻伽蒔絵塞冊子箱(ほうそうげ かりょうびんが まきえ そく さっしばこ)」(国宝)は、(   )に伝えられている。



仁和寺

(23) 神護寺に伝わる「(   )」(国宝)は、空海が密教の秘法を授けた人々の名前を記したもので、その中には最澄の名もある。



灌頂歴名(かんじょうれきみょう)
「灌頂歴名」は、空海が神護寺で儀式「灌頂」を行った人物名を自ら書き記した記録。
「灌頂」は、菩薩が仏になる時、その頭に諸仏が水を注ぎ、仏の位(くらい)に達したことを証明すること。

(24) 運慶の四男である(   )は、東寺の御影堂(みえいどう)の「弘法大師坐像」(国宝)や、六波羅蜜寺の「空也上人立像」(重文)などの作品を残した。



康勝(こうしょう)

(25) 足利義持の筆になる「玅雲閣(みょううんかく)」の額で有名な(   )の三門は、現存最古の三門として国宝に指定されている。



東福寺

(26) 妙心寺の塔頭である退蔵院の庭園(史跡・名勝)は、『都林泉名勝図会』に(   )の作庭と記されている枯山水である。



狩野元信(もとのぶ)
別名「元信の庭」と呼ばれる。
「都林泉名勝図会(みやこ りんせん めいしょう ずえ)」は、今から二百年前に発行された京都の名園を見事な図絵で紹介した案内書。

(27) 大徳寺の塔頭である(   )の書院庭園は、鉤型(かぎがた)の狭い敷地に樹木・景石・白砂を配した枯山水の代表例で、国の史跡および特別名勝に指定されている。



大仙院(だいせんいん)

(28) 千利休の作として唯一現存する茶室「(   )」(国宝)は、自然の材料を使い二畳という小さな空間を充分に活かした草庵風の茶室で、大山崎(おおやまざき)の妙喜庵にある。



待庵(たいあん)

(29) 北野天満宮や建仁寺に「雲龍図(うんりゅうず)」(ともに重文)を描いた画家の(   )は、水墨画や屏風絵に新風を吹き込んだことで知られる。



海北友松(かいほう ゆうしょう)

(30) 京都画壇の重鎮といわれる(   )は、幸野楳嶺(こうの ばいれい)に学ぶとともに渡欧して洋風の摂取に努めた。代表作には「絵になる最初」「アレ夕立に」などがある。



竹内栖鳳(たけうち せいほう)