キャリア

よく聞く社内転職って実際どうなの??社内公募を利用してみて思ったこと

社内転職とは

社内転職は、社内公募制度とも言われています。

いわゆる人事異動の制度ですが、上層部や人事部からの指示ではなく、企業や会社が必要とするポストや職種などの条件を社員にあらかじめ公開し、希望者を公募し、応募者の面接などにより人事配置が決定される制度です。

本人が直接人事部門へ申し出て応募し、現在所属している直属の上司に承認をもらう必要がないというのが一般的です。

私の会社では、年に1度、決まった時期に「社内公募」として別部署に異動できる機会があります。

この社内公募では、社外の人よりも優先的に、様々なサービスで様々なポジションの採用がされます。職種の転換も可能です。

また、合格した場合のみ、上司に異動する旨の報告が行きます。

リスクなく、社内異動を検討することができます。

社内公募の進み方

私たちの会社では、基本的に、次のように進みます。

社外から応募する場合と基本的に同じになっているようです。

  1. 書類選考
  2. 課題提出(1次面接後の場合もある)
  3. 1次面接
  4. 最終面接

社内転職に応募する条件

私が勤める会社では、大きく2つの条件があります。

  • 社員の条件
  • 職種の条件

一つ目の「社員の条件」は、雇用形態、所属部署での在籍年数です。

雇用形態については、正社員が対象です。派遣社員やアルバイトは原則対象外です。

また、所属部署での在籍年数は1年以上とされています。ジョブホッパーのようにあまりにも短期間で転々と所属部署が変わると、会社としても迷惑になります。

二つ目の「職種の条件」は、職務経歴が応募しているポジションにマッチしているかどうかです。一般的な募集要項です。

技術職の場合は、社内公募の応募や面接の段階で、コーディングなどの課題を提出することが求められます。また、営業・企画書の場合は、新しいサービスの提案プレゼンなどの実務に即した課題を提出することが求められます。

勤怠記録と勤務評価も判断材料に

私の会社では、書類選考、1次面接が通過した段階で、マネージャー以上に対して、勤怠記録と勤務評価が公開されます。

勤怠記録は、欠勤や勤務時間などが見られます。特に裁量労働制の社員(エンジニア職や一部の企画職)は、油断すると、ほぼ出勤していないということもあるので、この辺りは節度が必要だなと思いました。

極端に会社に来ないなどはよくないかも知れません。

勤務評価は、四半期ごとに、関係社員から評価された結果です。良い面・悪い面がコメントされます。この評価が著しく悪いと、選考の時に懸念点になるでしょう。

社内転職後の待遇はどうなるのか

私の会社では、基本的には、異動前と同じ待遇になります。

営業からエンジニアになるなど、職種転換がある場合は、提出課題と職務経験をゼロベースで判断されます。

この場合は、年収が下がる可能性が高いです。

社内転職って難しい??

1. 社内なら「未経験の人も歓迎」が本当に成り立つ!

中途社員の採用面接でよく聞かれるのは、「あなたは今の仕事でどのような成果を残したか、具体的な数字にもとづいて説明してください」という質問。成果が数値化して現れる部門ならよいですが、数値化しづらい部門から別の仕事に就こうとしてしていたり、転職先の会社にない部門ならば、自分が残してきた実績を面接担当にもわかるように説明するのは難しいでしょう。

その一方で、同じ社内で別の仕事に就く場合、いままでの実績は勤務評定で付けられているので、一から説明する必要はありません。未経験の仕事に就く場合も、それまでの実績を重視してもらえます。

たとえば、クリエイティブ職に就きたい営業マンなら、社外への転職は非常に難しく、面接で「今までのキャリアと違いますよね」と言われ、モゴモゴしてしまうかもしれません。特別な事情がない限り、経験者の方が有利です。

しかし、社内の異動だと、「営業マンとして実績があるし、意欲があるのだから、きっとクリエイティブ職でもうまくやっていけるはずだ」と好意的に解釈してもらえる可能性がかなりあります。営業マンとして優秀なら、コミュニケーション能力が高いので、顧客に伝わるクリエイティブを作ることもできるし、デザイナーさんとのやりとりもスムーズに進めるだろうと考えてくれるのです。

社内で「仕事の基本ができる人間」とみなされていれば、他の仕事を任せても大きくハズレを引くことはないと考えるのです。万が一、クリエイティブ職として成果が上がらなければ、元の仕事に戻せばいいだけの話ですし、会社にとっても中途採用をするよりリスクが低くてよいと判断することもあるのです。

2.「担当者が決まっていない」仕事にチャンスあり!

運がよければ、異動という手段をとらずに新しい仕事に就ける可能性もあります。プロジェクトの中でときどき発生する「担当者が決まっていない仕事」に手を挙げるというやり方です。

たとえば、ビラ1枚を制作する仕事が浮いていたとき、もしクリエイティブな仕事を本格的にしてみたいと思っているのなら、自分の仕事が忙しくても「ビラのデザイン、わたしがやりたいのですが」と受けてみるべきです。

やらされ仕事には厳しい評価を下す上司も、自分から手を挙げる人には優しくしてくれるもので、時間がかかったり、本職のクオリティに満たなかったとしても、大目に見てくれるはず。

ビラ1枚で小さな実績ができれば、「クリエイティブな人材を他から探してきたり交渉したりするのは面倒」と思っている上司は、次もまたあなたに「ポスターの仕事をやってくれるか?」と聞いてくるかもしれません。このように、組織の矛盾の中で浮いているやりたい仕事を拾っていけば、リスクを取らずに経験を積んでいけるのです。

どうしても転職という方のために

私自身の経験では、多角的なサービスを展開していて、社内異動の制度がある会社は、とっても恵まれた環境だと思います。

私自身は、いろいろなことに挑戦したいと考えているタイプでした。

インターネット広告、機械学習の企業を見てきましたが、どうしても2年〜3年が経過して、事業が安定してくると、いつも新しいことに挑戦したくなってしまうのです。

そのため、スタートアップに入社すると、事業領域が特定のドメインに限られてしまうため、会社が一定規模に成長すると、途端に飽きてしまいました。

しかし、現在勤めている多角的にサービスを展開する大手SNS企業に転職してからは、自分の興味に合わせて、いろいろなサービスに社内異動するチャンスがあるため、転職をする必要がなくなりました。

つねに自分の興味があるサービスの内情を情報収集しながら、自分にとって良いタイミングで、社内異動することができます。

異動のために課せられる課題なども、ある程度事前に把握できるため、求められるスキルも事前に勉強して準備しておくことができます。

人間関係が原因で転職を考えている場合

人間関係などが原因で社内転職を考える場合は、社内異動では問題を完全に解決できないでしょう。

やはり、どんなに離れた部署に異動しても、いつかは関わることが出てきてしまうでしょう。

しかし、デメリットは転職の場合もあります。社内転職によって人間関係の悩みが少しでも緩和するようであれば、前向きに努力することも必要かもしれません。

現在の環境に嫌気がさしていると、新しい環境ばかりがよく見えてしまいますが、自分のキャリアと照らし合わせて、冷静に客観的に判断することが大切だと思います。